「好き」のパワーを借りる

片付けで、より良い暮らしのお手伝いをする、ライフオーガナイザー®️のuricoです。


私は、モノを減らすとき、「使わないけど、思い出のものだから…」系のモノをなかなか手放すことができません。
自分だけの思い出なら簡単に手放せるのですが、子供が使っていたものとか、子供が作ったものとかが、なかなか手放せません。


そんなわけで、我が家のリビングには、もはや誰も読んでいない子供の本や、何年も前に子供が作った作品が、ず~っと置かれてます。

成り行き任せにいろいろなモノが置いてあるリビング本棚


一応整っておりますが、私はこの本棚を購入した11年前から、「本を隠して、スッキリ見せたい!」という願望がずっとありました。
北欧系のファブリックで隠そうかなぁ…でも隠すと本を出し入れするときめんどくさくなるなぁ…と思いつつ、何もできなかった11年…。


でも、行動に移せなかった根本的な原因は、「変えたいけど、どういう風に変えればいいのかよくわからない」と思っていたことだった…ということに、つい最近気づきました。


きっかけは、ライフオーガナイザー®️仲間に教えてもらって購入した、こちらの雑誌。

books.shufunotomo.co.jp


こちらに掲載されている無印良品の収納グッズとグリーンの組み合わせが素敵なインテリア写真を見て、久しぶりに好きなインテリアのツボを押された私…。
「私は、こういう空間が好きなんだ!!」ということに気づきました。


とはいえ、別に今のままでも悪くはない。
整っているし、困っていない。
ただひとつ問題なのは、「私の好きな空間ではない」ということ。
そんな理由のためにお金をかけて本棚を変えるのはいかがなものか…。


そう思いながら、改めてリビングの本棚を眺めてみました。
そして、気づいたのです。
「この本棚には、惰性で置かれているモノがいっぱいある…」ということに。


たとえば、


「子供のために」と思い、とっておいた本や資料。
……この情報、もう古いんじゃないか?


「夫のために」と思い、とっておいた釣りの雑誌。
……これ、夫が読んでいるところを少なくとも5年は見ていないよね?


「創作意欲が高まるように(私の願望)」と思い、飾っておいた数年前の子供の作品。
……これ、ずっと飾りすぎて、今やただの風景の一部になってない?


この気づきを家族に話してみました。
すると、「もう、いらないんだけど」という回答が…。
聞いてみるもんですね!
惰性で置かれているモノたちには、リビングからどいてもらうことにします!


私が本当に求めていることは、「自分の好きなモノに囲まれて暮らすこと」。
…なのに、自分の「好き」が何なのかはっきりしていなかったせいで、本棚ひとつ変えるにもなかなか行動に移せなかったのです。


でも今回、雑誌を見てやっと自分の「好き」が明確になりました。
このおかげで、自分が求めていたことがはっきりと見えてきたのです。


「好き」が明確になると、自然にそれに向かって進もうとする自分がいました。


「好き」に向かって進もうとすると、今までひっかかっていたこと、たとえば「自分のためにお金を使うのはもったいない」とか、「家族のために(今や家族のためになってなかったけど)」といった思いが、「好き」に負け始めました。


そして、「好き」を実現するために、「自分を喜ばすことって大事ですよね!自分が喜べていないと、他人を喜ばすことなんてできないですよね!!」と、言い訳をする己の心の声(笑)がどんどん大きくなったのでした。


そして、

〇もはや読まれることのない本を手放すこと

〇もはやただの風景の一部となった子供の作品を思い出グッズ置き場に移動すること

無印良品で収納グッズを購入しリビングを自分が好きな空間に変えること

を決意したのでした。


「好き」という気持ちがあると、自分にとって本当に大切なことを見つけられる。
「好き」を言い訳にすると、自分にとって大切でないものを手放しやすくなる。
「好き」のパワーはすごい!と、実感しました。


次回は、「好き」のパワーを借りて、本棚のモノを減らす過程をレポートします~。


ライフオーガナイザー®の片付けでは、まずクライアントの好きなことやモノの話を聞いたうえで、クライアントが本当に大切にしているのは何かを明確にしたうえで片付けを始めます。

まさに、「好き」のパワーを借りて片付けをします。

みなさんもぜひ、ライフオーガナイザー®の片付けで「好き」のパワーを借りた片付けを体験してみてください♪


最後までお読みくださりありがとうございます。